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こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の4回目のセッションを開催。
今回からいよいよ、課題曲に対して書いた歌詞の講評がスタート。
実は、当初は予定よりスローペースで進めていくことも検討したけれど、最初の課題の完成度を見て、さくさく進めていけそうな感触があり、予定変更。端的に言って、提出された最初の課題が思ったよりずっと完成度が高かったので。これはうれしかった!なぜなら、最初の3回で時間を割いて教えたこと、爽塾ならではの企画の立て方などが無駄ではなかった証だから。
ということで、セッションの前半はMさんの立てた企画を参照しながら、歌詞の講評。
主に以下のポイントを中心に、リライトの際の注意点をアドバイス。
・譜割(字余り、字足らず)の注意点
・タイトルの重要性
・メロディと歌詞のフレーズの整合性
・テーマの表現にあたっての1番の重要性
「こういう受講生の方にめぐりあうことは滅多にないだろうな」と感じたのは、元音楽教師のMさんは課題曲のデモを聴いて譜面が起こせること!「恐れ入りました。私もそうなりたい!」というのが本音だけど、「ここの譜割はどう?」というやりとりが幾度か。絶対音感があったり、譜面が書けたり読めたりするスキルと、作詞をする、メロディに歌詞をフィットさせるスキルとはまた別のものなのだ。
私自身も同じメロディに対して書いた歌詞を発表して、立てた企画から歌詞に落とし込む際の工夫や苦労話などをシェア。
シンプルで短く、美しいメロディに乗せて構想のあれこれをすべて表現しきることは難しい。ならば、どうするか?当然、コンセプトに従って、語彙を、表現を研ぎ澄ますせてメロディにフィットさせていく。そんな難しさを感じたのは、Mさんも自分も同様でした。
セッション後半は、2曲目の課題を聴いての企画立案。
美しいバラードという共通点はありながら前回と違うのは、曲が長い(5分程度)ということ。
30分ほど曲をリピートして聴いたのち、Mさんが発表してくれた企画は、とても素敵なラヴストーリーでした。どんな歌詞になるのか、とても楽しみ!
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください。
●提出期限
2015年12月02日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
譜面がもらえない状態で作詞に臨むことがほとんど。それを考えると、もっともクライアント(作詞の依頼者)にとってわかりやすい譜割で作詞することがベスト。それを念頭に置いて、作品を書き続けていくことがプロへの1歩となります。