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下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の6回目のセッションを開催。年内最後のセッションとなる本日で、早いもので折り返し。
まずは、3曲目の課題曲につけた歌詞の講評から。
「売れっ子女子アイドルが歌ってすぐにでもヒットしそうな軽やかなポップチューンにふさわしい歌詞が書けるのか?」というのは、作詞を始めたばかりの方には高くて楽しいハードル。Mさんが想定した女性歌手の方がその道の代名詞的な方だったので、その方のヒット曲のあれこれも例に挙げて修正のアドバイス。
今回のポイントをひとつに絞るなら、「サビの精度を上げること」。歌は歌われてこそ、人の心に残り、ヒットにつながります。それは合唱用の楽曲であっても同じこと。リライトを重ねて「歌いやすい、覚えやすい、口ずさみたくなる」ようなサビを作り上げていきましょう。
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼン。今回は書いているうちに、前回のセッション時に発表した内容から変更したため、その経緯も正直にお伝えしました。
そして、4曲目の課題曲をリピート試聴しつつ、歌詞の企画立案へ。今度の課題曲はがらりと趣向を変えて、アダルトなバラード。いや、ソウルバラードと言ってもいい曲。作曲家・田村信二さんの許可を得て、お預かりしている未発表曲の中では珍しい曲調でした。
これに対して、Mさんが考えたコンセプトは「遠距離恋愛のラヴストーリー」でした。美しいだけではない、切ないメロディを活かすには相応の成熟した表現が求められそうです。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、併せて1編以上ご提出ください。
●提出期限
2016年01月06日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
曲先作詞のスキルを上げるには、好き嫌いなく、さまざまな曲調にトライしましょう。「得意な曲調がある」のはよいことですが、「苦手な曲調」はない方がベター。身近に適切なアドバイスをもらえる人がいなければ、ごく普通の音楽ファンにでも歌って聞かせて感想を尋ねるのもいいでしょう。「自分が書いた歌詞が歌のパーツとしてリスナーの心に届くのか?」ということを自問自答しながら、セルフチェックとリライトを地道に繰り返してください。