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1C)
★泥のように 闇に溶けて
君と混じり合い 沈んでいく
ずっと孤独だった 私のこと
顔も声も 傷も痣(あざ)も 愛して ←かなり内向的なヒロインの設定ですが、傷や痣の由来は?
2A)
夏近いキャンパスで 一人の私気づいてくれた
「一人」は↑「独り」の方がいいかも?
2B)
「コミュ障なの? 俺も一緒」
遊びも本気も知らぬまま
2C)
泥になって 君を汚(けが)し
二人で堕ちてく 心も捨てて
もう逃げないでね 笑っていて←ヒロインにこう言わせた伏線は?
顔も声も 滲む血さえ 愛して
↑1Cの同箇所と同様の疑問を感じました
3C)
★Repeat
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【総評】
■印象
歌詞の世界観はよくまとまっており、普通のアマチュアレベルなら、この作品にあれこれ言う人はいないでしょう。ただ、爽塾はスキルアップの場ですから、以下の通り、底上げが可能なポイントをお伝えしていきます。
■修正希望点
1)タイトルについて
造語かと思いますが、読み方は「どろあい」ですか?
「どう読むんだろう?」と思う人が大半かと思いますので、ルビを入れてください。タイトルとしての可否ですが、仮に「どろあい」と読むとして、そのまま歌詞に入れても意味が分かりづらいところが今ひとつかなと思います。同様のストーリーの小説であれば問題ないのですが、歌詞の場合、1コーラスなら1分ちょっとで歌が終わってしまうため、それまでにリスナーにインパクトを与える、要は少しでも印象に残るかが勝負です。それを踏まえて、「テーマは変えずにタイトルを改変」することができるか、ぜひトライしてみてください。
2)サビのディテール
1Cの4行目に「傷も痣(あざ)も愛して」とありますが、企画書で設定されたヒロインのキャラだと「ほぼ引きこもり」状態なので、微妙な違和感を感じます。2Cの「滲む血さえ」という表現も同様で、いずれも、この恋に出会うまでに、そこそこ壮絶な人生を歩んできた人間でないと、今ひとつフィットしない感じがするのです。それよりもむしろ、まったく恋愛音痴で男性に免疫のない女性が初めて男性を知ることの恐れやドキドキ感、気持ちの昂まりなどをここで表現する方が当初の企画に見合う歌詞になるかと思います。2Cの3行目の「もう逃げないでね 笑っていて」という表現も、前項同様、企画書のキャラ設定から微妙にずれている気がします。こう言うからには、過去の恋愛で相手に逃げられた経験があるのだろうと思うのが自然ですし、相手に「笑っていて」と懇願するなら、辛い恋の果てに(本作に描かれた)新しい恋に出会ったことを示唆しているように思われてなりません。企画と歌詞との間にズレが生じたのは、前回のレッスン後に年齢設定などについて私が再考を促した影響もあるのかもしれませんが、せっかくまとめた企画ですので、企画に添ってリライトをお願いします。ライターの仕事もされている沢村さんに分かりやすくお伝えすると、企画書にまとめた内容はライターの仕事で言えばクライアントからの発注内容のようなものです。「こういう趣旨の企画に添って、〇〇の紹介記事を書いてください。○月に公開するので、季節感を踏まえたライティングをお願いします」という指示であれば、そのオーダーにフィットするようにテキストをまとめていきますよね。ここでの企画の起案者は自分自身ですが、自分でまとめたアイディアを第三者からのオーダーだと捉えると、企画と歌詞の乖離や微妙なズレが防げるように思います。
>沢村さん
爽塾で書いていただいた歌詞、いずれも世界観がしっかりあって力作揃いです。
ぜひとも完成させてくださいね。
リライトした歌詞の提出もお待ちしています!
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