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「大人のための作詞教室・爽塾」2023年前期、6回目のレッスンをレポートします・・・と、いつもの調子でブログを書き始めたいところですが、残念ながら、生徒さん欠席のため、今回のレッスンは中止になりました。
ですので、1曲目の課題曲に作詞された歌詞に対してメールで返した講評の内容を少々アップグレードしてお届けします。
以下、このターム1作目の歌詞に対する講評になります。
【企画について】
▼企画の精度、完成度について
爽塾では、作詞に取り掛かる前に、書きたい歌詞の企画をまとめてもらうのですが、今回提出してもらった企画はディテールまでしっかりイメージがまとまっており、素晴らしいクオリティでした。今後もこれを継続してもらえればと思います。ただ、企画をまとめることに熱中し過ぎるあまり、作詞に割く時間が削られては本末転倒なので、企画書は2ページ以内ぐらいのボリュームで充分です。今回提出されたものが文字数オーバーではありませんが、念のため。
▼企画と歌詞の関係性について
企画と歌詞の関係性のことで伝えたいことは、企画はあくまでも歌詞という完成形の骨子であって、絶対順守しなければならないシナリオではありません。
伝え方が難しいのですが、企画をまとめた後は、考案したストーリーをそのままメロディに当てはめていくというより、ストーリーとメロディを擦り合わせていきながら、言葉やフレーズに煮詰まったりした時に企画に立ち返るというぐらいで充分です。
【歌詞について】
▼次回の提出時のタスク・言葉とメロディはちゃんとフィットしていますから、1作目にしては上出来です。
次回の提出時には、2番と3番もぜひ完成させてください。
▼タイトルについて
・タイトルは歌詞のテーマを象徴する大切なもの。サビの中なり、サビがないこの曲で言えばメロディの重要な箇所にはめ込むのが望ましいです。
・現状のタイトルは変えても構いませんが、このまま進めるのであれば、タイトルを歌詞のどこかに入れ、その行に歌詞のテーマを凝縮させるイメージで書いてみましょう。
2番、3番も、1番と同じ箇所にタイトルを入れて、まずはその行を完成させましょう。
前回のブログにも書きましたが、サビがある曲であれば4行分ぐらいを使ってサビの歌詞が作れますが、そうではないタイプの曲ですから、「この歌詞で本当に言いたい、伝えたいメッセージを1行にする」イメージです。
【サンプル歌詞について】
ご参考までに、私が作詞したサンプル歌詞を送りますので、歌いながら味わってみてください。
・デュエットソングで、以下の通り、一人娘が嫁ぐ日の両親の気持ちを歌詞に託しました。
1番:母親の心情
2番:父親の心情
3番:父と母、ふたりからのメッセージ
・注目ポイントは
1番、2番、3番とも、Aの1行目の歌詞が同じこと。
これにより、歌い手の視点が変わっても、テーマ自体はブレることなくメッセージを伝えきれているのです。
閑話休題。
トータル12回のレッスンなので、早くも折り返し地点ですね。
このまま楽しみながら課題制作に取り組んでいくうちに「作詞をずっと続けていきたい、もっとうまくなりたい」という気持ちになれたら、きっと進歩も早くなるはず。
以下に、生徒さんのツイートをご紹介します。
#田村信二 さんの課題曲への作詞はタイトルをうまく歌詞に当てはめられず苦戦してしまいましたが、頂いたアドバイスの手順通りにやり直したら不思議とスッと綺麗な形におさまり...魔法のようでした☺️🖋️タイトルも変更して来週再提出✨ワクワク♪@sowjuku #爽塾 #オンライン講座 #作詞家 #吉里颯洋 https://t.co/dlrnO7Bjd6
— Ru (@sphere_ru79) July 4, 2023
はい😊✨候補のなかの別のタイトルにしてみたらなんだかすごく心地よくて...バッチリかどうかは分かりませんが...田村さんのメロディーと歌詞が愛おしくて一番を何度も口ずさんでしまいます🥰2番3番も頑張ります❣️@sowjuku #作詞 #歌詞 #作詞家 #爽塾 #オンライン講座 #田村信二 #吉里颯洋 https://t.co/cEE3ztmXr8
— Ru (@sphere_ru79) July 4, 2023
次回は、2曲目の課題曲を聴きながら、どんな歌詞を書くのかという企画をプランニングしていきます。
併せて、今回、初回の講評を行った第1作の歌詞の2度目の講評も行います。
歌詞の確かな成長を楽しみにしつつ、提出を待ちたいと思います。
Power to The Songs!
歌に力を!