爽塾ブログ
【作詞教室・爽塾】2024年前期_Lesson01
2024.04.08

私こと、吉里颯洋がオンラインにて主宰している「作詞教室・爽塾」。

生徒さんの声も交えながら、2024前期初回のレッスン・レポートをお届けします。

1限目の内容は・・・

個人で主宰するささやかな当塾ですが、熱心に受講してくださる生徒さんに恵まれ、無事に新学期が迎えられました。現在受講中の生徒さんが爽塾で学び始めたのは1年前なので、半年間のタームのレッスンを2期終えて、この春からのタームが3期目になります。爽塾の半年間のカリキュラムは、最初の数回は座学で作詞のハウトゥーを学び、4回目で替え歌制作の課題をレヴュー(講評)を行い、以降は「課題曲を聴いてどんな歌詞を書くのかを決める企画立案」→「書いた歌詞のレヴュー」を繰り返しつつ、半年間に4曲の課題曲と向き合う実践を重ねるという内容。テキストはタームごとに若干の改訂を行いますが、ベーシックに当たる部分は同じです。ですので、生徒さんには座学のたびに同じお話を聴いてもらうことになります。実践経験を積んでいる分、講義の内容は同じだとしても「あ、なるほど!」と気づきが増えていくことを祈りつつ、今回もまた、テキストの前書きの部分を読み上げました。

大人のための作詞教室『爽塾』へようこそ!
ご縁あって、これからの半年間、作詞という歌づくりの大切なスキルと向き合いながら、皆さんと歌づくりのセッションができることを心からうれしく、誇らしく思います。爽塾で学ぶのは、実際の音楽制作の現場でニーズがある「曲先(きょくせん)作詞」です。なぜ、「曲先作詞」のみに注力するのかは後述しますが、これはやればやるほど奥深く、そして楽しいものです。
さて、なぜ、私が爽塾の活動を始めたのか? その経緯を少しお話ししてみたいと思います。皆さんに教材としてお渡しした主宰レーベルのCD制作を通じてアマチュア作詞家の方をディレクションする機会が度々あり、実際に仕上がった作品が着うたサイトなどでヒットするうち、「自分自身は発展途上とは言え、これまで身につけた作詞のスキルは、それを必要としているアマチュアの方には十分に価値があるのでは?」と思ったことが、爽塾スタートのきっかけです。
そして、こうも思ったのです。「どうせなら、かつて私自身が専門学校で2年かけて学んだことを半年で伝えよう。自分がアマチュアだった頃に受けたかったカリキュラムを実現しよう」と。

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と前置きしたのち、今回のメインテーマである「コンサルティング」を行いました。作詞をやり慣れている生徒さんなら、「課題曲4曲のうち、最低3曲分は完成させましょう!」といった感じでシンプルに終わるのですが、2回にわたって継続受講をしてくださった生徒さんには今よりもさらに大きく歌づくりの才能を開花させて欲しいので、「テーマをギュッと凝縮した、歌いやすくて覚えやすいサビを作る」という明快な目標を設定しました。歌詞の背景にあたるストーリー、登場人物の人物設計を構築することにかけてはすばらしい成長を見せてくれている生徒さんなので、より深く作詞の核心部分へと踏み込んで、「歌詞を仕上げる、歌を作るってこういうことなのか」という手応えを感じてもらえればと考えています。と、簡単に書きますが、それ相応のハーヴェストを得てもらうには講師の自分が鋭意努力せねばなりません。

2限目の内容は・・・

前のタームから続いている未完成作品のレヴューを実施しました。

まずは「年下の素敵な男性からプロポーズされるヒロインの心情を歌ったラヴソング」では、Aメロ、Bメロで描くべきストーリーに関する描写がサビの歌詞にまではみ出しているような印象でしたので、「サビの歌詞とはどうあるべきか?」というお話を実例を示してじっくりとお伝えしました。

そして、爽塾始まって以来の「スペシャルメニュー(前回のレッスンの記事参照)」を実施して取り組んでいる「35歳にしてメジャーデビューを目指すロックシンガーの物語」については、主人公が都内新宿区に住んでいると仮定して職場がある千代田区有楽町近辺まで行き来する間に目にするであろう東京の風景をあれこれピックアップしてもらいました。生徒さんの実像からは少々距離がある、歌詞の主人公がリアルに感じられたところで、いよいよ作詞にリトライしてもらうことになります。

1回で仕上がらずとも一向に構わないので、「見知らぬ海外に旅に出てみよう」というぐらいの気軽さで、異性の気持ちで異世界を描ける作詞の楽しさを味わってもらえればと思います。完成の暁には、これまでとは一味違う達成感が味わえるはずです。

Power to The Songs!

歌に力を!

 

※写真下:所沢市内某所の夜桜。ギリギリセーフのタイミングで見られました。

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