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下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の5回目のセッションを開催。
受講生のMさんが1曲目の歌詞をリライトした修正版を提出してくださったので、まずはそれについてコメント。一言で言えば、誰に見せても恥ずかしくないレベルで、ほぼほぼ仕上がりました!やったね!おめでとう!とは言っても、このタイプの曲に書いた、この作品が仕上がったに過ぎません。これを励みに、最後までがんばってくださいね。爽塾では、受講期間中は何度でも、リライトした作品のチェックをしますので、ぜひ1編でも多くの作品を「自信作」のレベルになるまで仕上げてください。
さて、今回のメインテーマである2曲目の課題曲に書いた歌詞の講評へ。
すばらしかったのは、企画を立てた時点でプランしたストーリーがきちんと盛り込めたこと。「思春期の少年の初恋物語」にトライした意欲作でしたが、「ストーリーテリングスタイル」の名曲も例に挙げつつ、以下の通り、いくつかアドバイスを。
・ ラヴストーリーにリアリティを増すための工夫あれこれ
・ サビの完成度をアップするための工夫
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。
そして、次の30分間で、3曲目の課題曲の試聴&企画立案。バラードが続いたこれまでとは打って変わって、アイドルが歌うのにぴったりな感じの弾むようなポップナンバー!Mさんはある著名なシンガーを想定歌手として、「結婚間近のはしゃいだ気持ちのカップルの様子を女性視点で描きたい」とのこと。3度目のトライにして、時間内にきちんと企画が立てられるようになったことは、大きな進歩。それまでMさんが歌詞を書いたことがなかったことを思えば感慨深いですね。課題を受け取るのが楽しみです!
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください。
●提出期限
2015年12月16日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
ストーリーを描いた歌詞の場合、その歌詞にリアリティがあるのか、どこかに突っ込みどころはないのか、共感できるサビなのかをよくよく(第三者の目で)チェックしたほうがよいですね。ありがちなのは、頭に描いたストーリーをなんとかメロディに乗せようと四苦八苦するうち、作品を客観視する冷静な視点を失ってしまうこと。もちろん、歌詞に限らず、映画も小説もテレビドラマなどあらゆるジャンルの作品を味わって(自分なりに)そのよさを咀嚼することで審美眼を養っておくことも大切です。