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下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の5回目のセッションを開催。
受講生のMさんが1曲目の歌詞をリライトした修正版を提出してくださったので、まずはそれについてコメント。一言で言えば、誰に見せても恥ずかしくないレベルで、ほぼほぼ仕上がりました!やったね!おめでとう!とは言っても、このタイプの曲に書いた、この作品が仕上がったに過ぎません。これを励みに、最後までがんばってくださいね。爽塾では、受講期間中は何度でも、リライトした作品のチェックをしますので、ぜひ1編でも多くの作品を「自信作」のレベルになるまで仕上げてください。
さて、今回のメインテーマである2曲目の課題曲に書いた歌詞の講評へ。
すばらしかったのは、企画を立てた時点でプランしたストーリーがきちんと盛り込めたこと。「思春期の少年の初恋物語」にトライした意欲作でしたが、「ストーリーテリングスタイル」の名曲も例に挙げつつ、以下の通り、いくつかアドバイスを。
・ ラヴストーリーにリアリティを増すための工夫あれこれ
・ サビの完成度をアップするための工夫
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。
そして、次の30分間で、3曲目の課題曲の試聴&企画立案。バラードが続いたこれまでとは打って変わって、アイドルが歌うのにぴったりな感じの弾むようなポップナンバー!Mさんはある著名なシンガーを想定歌手として、「結婚間近のはしゃいだ気持ちのカップルの様子を女性視点で描きたい」とのこと。3度目のトライにして、時間内にきちんと企画が立てられるようになったことは、大きな進歩。それまでMさんが歌詞を書いたことがなかったことを思えば感慨深いですね。課題を受け取るのが楽しみです!
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください。
●提出期限
2015年12月16日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
ストーリーを描いた歌詞の場合、その歌詞にリアリティがあるのか、どこかに突っ込みどころはないのか、共感できるサビなのかをよくよく(第三者の目で)チェックしたほうがよいですね。ありがちなのは、頭に描いたストーリーをなんとかメロディに乗せようと四苦八苦するうち、作品を客観視する冷静な視点を失ってしまうこと。もちろん、歌詞に限らず、映画も小説もテレビドラマなどあらゆるジャンルの作品を味わって(自分なりに)そのよさを咀嚼することで審美眼を養っておくことも大切です。
新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「平日コース 第1期」の4回目のセッションを開催。
今回からいよいよ、こちらのコースでも課題曲に対して書いた歌詞の講評がスタート。
セッションの前半は企画を参照しながら、受講生お二人の歌詞の講評。
・Sさん:「来年高校受験を迎える息子さんにエールを贈るようなメッセージンソグ」
・Aさん:「来春の卒業と共にお別れする友人たちに贈るメッセージソング」
という、なかなか意欲的なテーマ設定をされたお二人の成果を楽しみにチェックしましたが、お二人ともメロディのシンプルさ(曲の短さ)に苦労されたご様子。「構想だけは立派だったんですが、書きたいことの半分くらいしか盛り込めませんでした(Sさん)」「親しい友人数人を登場させたかったけれど、ひとりの友人のことさえ、うまく書けた自信が持てません(Aさん)」というのが、お二人の率直な感想。
そこで、少ない文字数でも歌詞にリアリティを加えるテクニックを伝授。これは、曲の長さに関わらず使えるものなので、重宝(?)してくださいね。
私自身も同じメロディに対して書いた歌詞を発表して、立てた企画から歌詞に落とし込む際の工夫や苦労話などをシェア。
シンプルで短く、美しいメロディに乗せて構想のあれこれをすべて表現しきることは難しい。ならば、どうするか?当然、コンセプトに従って、語彙を、表現を研ぎ澄ますせてメロディにフィットさせていくことになります。そうした部分のスキルは回数をこなすうちに上がってくるものなので、「作詞を始めた今の段階では曲のタイプに関わらず、構想を練る段階では思い切りイマジネーションをふくらませることが大切!」と力説しました。
セッション後半は、2曲目の課題を聴いての企画立案。
美しいバラードという共通点はありながら前回と違うのは、曲が長い(5分程度)ということ。
30分ほど曲をリピートして聴いたのち、構想を発表していただきました。
・Sさん:「(男性目線で)年下の恋人へのラヴソング」
・Aさん:「少し目上の男性へ向けたラヴソング」
なんと、図らずも、「年の差恋愛」がテーマに!お二人の恋愛観がそのまま歌詞にならぬよう(想定した歌い手さんにフィットするよう)、アドバイスをしました。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください。
●提出期限
2015年12月05日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
(コンペなどの)仕事として行う実際の作詞にあたっては「◯月発売で、こういうテーマで」のように、ある程度、テーマや方向性が指定されることが多くなります。そこでオリジナリティを出すためには、「ゼロから構想を練り、テーマを設定して歌詞を書き上げること。時には同じメロディに対して複数の違うテーマで作詞をしてみること」がいいトレーニングになります。なぜなら、ゼロから企画を練る方がしんどい分、タフな企画力が養われるからです。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の4回目のセッションを開催。
今回からいよいよ、課題曲に対して書いた歌詞の講評がスタート。
実は、当初は予定よりスローペースで進めていくことも検討したけれど、最初の課題の完成度を見て、さくさく進めていけそうな感触があり、予定変更。端的に言って、提出された最初の課題が思ったよりずっと完成度が高かったので。これはうれしかった!なぜなら、最初の3回で時間を割いて教えたこと、爽塾ならではの企画の立て方などが無駄ではなかった証だから。
ということで、セッションの前半はMさんの立てた企画を参照しながら、歌詞の講評。
主に以下のポイントを中心に、リライトの際の注意点をアドバイス。
・譜割(字余り、字足らず)の注意点
・タイトルの重要性
・メロディと歌詞のフレーズの整合性
・テーマの表現にあたっての1番の重要性
「こういう受講生の方にめぐりあうことは滅多にないだろうな」と感じたのは、元音楽教師のMさんは課題曲のデモを聴いて譜面が起こせること!「恐れ入りました。私もそうなりたい!」というのが本音だけど、「ここの譜割はどう?」というやりとりが幾度か。絶対音感があったり、譜面が書けたり読めたりするスキルと、作詞をする、メロディに歌詞をフィットさせるスキルとはまた別のものなのだ。
私自身も同じメロディに対して書いた歌詞を発表して、立てた企画から歌詞に落とし込む際の工夫や苦労話などをシェア。
シンプルで短く、美しいメロディに乗せて構想のあれこれをすべて表現しきることは難しい。ならば、どうするか?当然、コンセプトに従って、語彙を、表現を研ぎ澄ますせてメロディにフィットさせていく。そんな難しさを感じたのは、Mさんも自分も同様でした。
セッション後半は、2曲目の課題を聴いての企画立案。
美しいバラードという共通点はありながら前回と違うのは、曲が長い(5分程度)ということ。
30分ほど曲をリピートして聴いたのち、Mさんが発表してくれた企画は、とても素敵なラヴストーリーでした。どんな歌詞になるのか、とても楽しみ!
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
※過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください。
●提出期限
2015年12月02日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
譜面がもらえない状態で作詞に臨むことがほとんど。それを考えると、もっともクライアント(作詞の依頼者)にとってわかりやすい譜割で作詞することがベスト。それを念頭に置いて、作品を書き続けていくことがプロへの1歩となります。
新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の3回目のセッションを開催。
まずは、弊社レーベル・ Songs On the Web のアルバム「442 / The Best of Songs On the Web Vol.2」の収録曲♪Chain の 歌詞 を題材にして、rhyme のお話。週末コース同様、このテーマで出した課題はほぼ正解でした。
大切なのは、脚韻のテクニック的な側面よりも、言葉選びの方向性、視点を持つこと。要は、「歌詞は散文と異なり、メロディと一体となって歌われるもの。言葉の選び方にも、メロディ、フレーズとの一体感。歌われた時のノリのよさ、いわゆるグルーヴを鑑みた視点があってしかるべき」ということ。
受講生のおふたりは音楽的なバックグラウンドが違うので、これに対する感想もそれぞれ。一部をご紹介すると、大学の4年間、ジャズ系のサークルでスタンダードナンバーをカヴァーしてきたヴォーカリストのAさんは、「ジャズの名曲の歌詞のほとんどがきれいに韻を踏んでいることに気づきました」と予想通りのリアクション。一方、元シンガーソングライターのSさんはまた違う意見で、「かつてオリジナル曲を作っていた頃、ほとんど意識してませんでした」とのこと。
次に、前回のセッション「作詞の実際」の続きへ進み、以下についてざっと説明。
----------------------------
8)チェックとリライト
9)表記上のルール、その他
----------------------------
そして、お待ちかねのプロセス、実際の作詞をするにあたって大事な「歌詞の企画、プロットづくり」へ。田村信二さんの未発表デモ音源を30分ほど聴いてもらい、独自のメソッドで企画を立て、その後でお互いのプランを発表し合う。
爽塾がこのプロセスを重要視しているのは、「どんなテーマの歌詞をどう書くか」というプランなくして作詞はできず、企画の精度は歌詞のクオリティに直結するものだから。そしてまた、プロと言えども、ここをスムーズに通過しなければ歌詞のクオリティは上がらないし、ある程度システマティックに思考を進めないと、限られた時間を無駄使いしてしまい、締め切り間近になってからあわてる羽目に。
こちらのコースのおふたりの構想は、以下の通りでした。
・Sさん:「来年高校受験を迎える息子さんにエールを贈るようなメッセージンソグ」
・Aさん:「来春の卒業と共にお別れする友人たちに贈るメッセージソング」
方向は違えど、メッセージソングを書きたいおふたりに、歌詞の完成度が高くなるよう、あれこれアドバイス。
唱歌のようなピュアなメロディが印象的なバラードに、どんな歌詞がつくのか?本当に楽しみ。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
●提出期限
2015年11月21日(土) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
自分が現役でシンガーとして活動している場合を除き、歌詞は他人が歌うものとして書きましょう。したがって、構想、企画の根元にあるものが自分の体験であれ、想定歌手を定めて歌詞を練り上げていくことが歌詞のクオリティアップに役立ちます。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の3回目のセッションを開催。
まずは、弊社レーベル・ Songs On the Web のアルバム「442 / The Best of Songs On the Web Vol.2」の収録曲♪Chain の 歌詞 を題材にして、rhyme のお話。このテーマで出した課題はほぼ正解でした。
大切なのは、脚韻のテクニック的な側面よりも、言葉選びの方向性、視点を持つこと。要は、「歌詞は散文と異なり、メロディと一体となって歌われるもの。言葉の選び方にも、メロディ、フレーズとの一体感。歌われた時のノリのよさ、いわゆるグルーヴを鑑みた視点があってしかるべき」ということ。
次に、前回のセッション「作詞の実際」の続きへ進み、以下についてざっと説明。
----------------------------
8)チェックとリライト
9)表記上のルール、その他
----------------------------
そして、ついに!
実際の作詞をするにあたって大事な「歌詞の企画、プロットづくり」へ。
さんざん悩んで選び抜いた田村信二さんの未発表デモ音源を30分ほど聴いてもらい、独自のメソッドで企画を立て(自分も同時に行いました)、その後でお互いのプランを発表し合う。
爽塾がこのプロセスを重要視しているのは、「どんなテーマの歌詞をどう書くか」というプランなくして作詞はできず、企画の精度は歌詞のクオリティに直結するものだから。そしてまた、プロと言えども、ここをスムーズに通過しなければ歌詞のクオリティは上がらないし、ある程度システマティックに思考を進めないと、限られた時間を無駄使いしてしまうもの。
Mさんは、「子供の頃に見た風景を歌にしたい」とのこと。歌としてより完成度が高くなるよう、あれこれアドバイス。<自分がまとめたプランは、「嫁ぐ娘に親から贈るギフトソング」という内容。
こんな風に、テーマがフリーな場合は特に、同じ曲を聴いても作詞者によってテーマもあれこれ異なるところが楽しい。
ちなみに、課題曲はいかにも売れ線のJ-POP ではなく、唱歌のようなピュアなメロディが印象的なバラード。現在、週末コースで受講中の元音楽教師のMさん、ニューミュージックをどっぷり味わってきた世代のSさん、ジャズヴォーカリストとしてここ数年は活動してきたAさん、バックグラウンドがそれぞれ異なる受講生お三方の顔を思い浮かべながら選曲した。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
●提出期限
2015年11月18日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
「どんなテーマの歌詞をどう書くか」というプロセスはとても大切。いきなり1行目から書き始めるのではなく、プランをしっかり練ってプロット、イメージを煮詰めてから作詞に取りかかりましょう。それが歌詞のクオリティを上げていくための秘訣のひとつです。
※写真左
バァフならではの視点で切り取った、一瞬のきらめき。朝ドラでおなじみの女優さんには目が止まります。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾(@sowjuku )「平日コース 第1期」の2回目のセッションを開催。
週末コースとの違いを一言で言うなら、受講生の方の志向の違い。週末コースの受講生のMさんは、キーボードが弾ける上に音楽教師のご経験もある方。プロ志向ではなく、より深く音楽を楽しみたいというところだろうか。一方、平日コースのSさんは「作曲が趣味の息子さんとコラボしたい」という明確な目標がある。そして、Aさんのヴィジョンは「作詞のできるヴォーカリストになりたい」ということ。当たり前のことだが、それぞれに個性が違うので、同じことを伝えても生徒さんごとにリアクションも異なる。せっかくの少人数制。その利点を活かして、それぞれの方が腑に落ちるように努めていこう。
さて、前回の課題、「弊社レーベル Songs On the Web のアルバム『虹』の収録曲それぞれのテーマを、レコード会社の宣伝担当の目線でまとめる」のチェックは、なかなか興味深い結果に。女心の機微を歌った楽曲については、男性のSさんがなぜか優勢。それ以外の楽曲のコメントを上手にまとめてくれたのは女性のAさんだった。
年齢も性別も異なるおふたりが、この先、どんな歌詞を書いてくれるのか楽しみ!
その後、以下のとおり、本日のセッションのテーマ、「作詞の実際」へ。
——————
1)サビの作り方
2)Aメロの作り方
3)Bメロの作り方
4)その他のパートについて
5)2番以降への展開について
6)タイトルの重要性
7)グレードアップのための工夫あれこれ
——————
次回はいよいよ、田村信二さんの未発表曲を聴いて、その場で歌詞のテーマを設定していくという爽塾ならではのプロセスへと進みます。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
教材のCD「442 / The Best of Songs On the Web vol.2」の収録曲「 Chain 」について、歌詞の中で rhyme が使われている箇所を指摘してください。
●提出期限
2015年11月07日(土) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のワンポイントアドバイスを。
これから作詞を始めるという段階の方で、自分なりに音楽活動をしたことがある方なら、過去の活動を礎に最初の1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?ヴォーカリストなら、過去にカヴァーした作品に別の歌詞をつけてみる。シンガーソングライターのキャリアがあるなら、過去の作品の歌詞を見直してみる。大切なことは、自分の中に、歌を、メロディを、歌詞を客観視する「視点」を持つことです。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾 (@sowjuku )「週末コース 第1期」の2回目のセッションを開催。
熟慮の末、作詞のプロセスやハウトゥーなど、課題に取り組む前の座学の部分をより充実させるため、当初予定していたプログラムよりゆったりめに進行していくことに。課題の消化についても、「量より質」で進めていきます。
まずは、前回の課題、「弊社レーベル Songs On the Web のアルバム『虹』の収録曲それぞれのテーマを、レコード会社の宣伝担当の目線でまとめる」のチェックから。「楽曲を俯瞰して眺めることを行うことが自作の歌詞のテーマの設定や歌詞のチェックなどに活かせるから」ということが、課題を出した理由でした。
その後、以下が本日のセッションのテーマ、「作詞の実際」へ。以下、本日お話ししたセッションの項目です。
——————
1)サビの作り方
2)Aメロの作り方
3)Bメロの作り方
4)その他のパートについて
5)2番以降への展開について
6)タイトルの重要性
7)グレードアップのための工夫あれこれ
——————
「4))その他のパートについて」の項では、ストーリーテリング的なソングライティングの名手として、Bruce Springsteen や小山卓治さんの名作にもふれました。
次回はいよいよ、田村信二さんの未発表曲を聴いて、その場で歌詞のテーマを設定していくという爽塾ならではのプロセスへと進みます。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
教材のCD「442 / The Best of Songs On the Web vol.2」の収録曲「 Chain 」について、歌詞の中で rhyme が使われている箇所を指摘してください。
●提出期限
2015年11月04日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
歌詞にはさまざまな形式、タイプのものがあります。単に「書きたいものを書きたいように書く」だけではなく、スタンダードナンバーとして歌い継がれる名作の歌詞を分析し、それにならって創作をしていくことはスキルアップの一助となります。
※写真下:店頭で見つけた素敵なフリーペーパー。紙媒体の魅力を再認識する場所です。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾(@sowjuku )「平日コース 第1期」の1回目のセッションを開催。
今期の受講生は、「DTMが趣味の息子さんとコラボしたい」という50代の男性・Sさんと「これまではカヴァー中心に歌ってきたけれど、先々は自分で作詞したオリジナル曲も創ってみたい」という20代の女性・Aさんの計2名。
Sさんは、来春からお仕事の都合で海外へ転勤、Aさんは来春の大学卒業と同時に九州の地元で Uターン就職されるそうで、お二人にお目にかかれるのもこの半年限り。そう思えば、このご縁を大切にしたいと心から思う。
学生時代はフォーク系のシンガーソングライターだったというSさんと、主にジャズ系のカヴァーを歌ってきたというAさん。「作詞」ということだけ言えば、ブ ランクはあれど、Sさんの方が慣れているのかも。とは言え、世代も性別も音楽的嗜好(志向)も違う方が同じ場所で学ぶというのが、こうした講座のよいとこ ろ。使う教材や課題曲は同一でも、少しでもそれぞれの方に適切なアドバイスをしていきたいと思う。
以下、本日のセッションの概要。
------------------
■歌づくりのその前に ~作詞概論~
1)名曲の条件
2)ポエムと歌詞の違い
3)詞先と曲先
4)作詞のプロセス
■企画・着想
------------------
「その曲に対して、どんなテーマの、どんな内容の歌詞を書くのか?」という企画(着想)の部分こそ難易度が高く、かつ大切な部分なので、爽塾では企独自のメソッドを使って企画力を伸ばしすことに力を入れています。
具体的には、課題曲を初めて聴いたその場で、歌詞のテーマを決めることを毎回やっていきます。そうすることで、スムーズに作詞に取り掛かることが可能になります。この部分は大切なので、時間を割いてじっくりお伝えしたつもり。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
教材のCD「虹 / The Best of Songs On the Web vol.3」の収録曲について、全曲のテーマをワードファイル1枚分にまとめてください。その際、お伝えした、◯◯担当の目線でコメントを考えてみると、曲を俯瞰してみる練習になります。
●提出期限
2015年10月24日(土) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
今日のセッションを踏まえて回答すると、過去に音楽のキャリア がある方は、それをベースにするのもいい練習になるということ。例えば、過去にオリジナル曲を作ったことがあるなら、スキルを学びつつ、過去の作品をリラ イトしてみる。ヴォーカリストとしてカヴァー曲を歌ってきたのなら、歌ってきたカヴァー曲に別の歌詞をつけてみる。そんなこともスキルアップのために有効です。
こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
13時から、Barfout! 編集部に併設の素敵なブックカフェ・下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾(@sowjuku )「週末コース 第1期」の1回目のセッションを開催。
今期の受講生は、音楽教師のキャリアもあるマルチーミュージシャンのMさん。クラシック音楽に造詣が深く、奇しくも私と同じく、大友良英さんのファンとのこと。
初めに、半年間のスケジュールをざっとご案内。予定通りなら、半年間の受講期間に5曲の課題曲に作詞するスケジュールだが、Mさんはプロ志向というより、音楽の楽しみ方の間口をちょっぴり広げたいという方なので、仕上げる作品の数より質にこだわっていくつもり。
以下、本日のセッションの概要。
------------------
■歌づくりのその前に ~作詞概論~
1)名曲の条件
2)ポエムと歌詞の違い
3)詞先と曲先
4)作詞のプロセス
■企画・着想
------------------
「その曲に対して、どんなテーマの、どんな内容の歌詞を書くのか?」という企画(着想)の部分こそ難易度が高く、かつ大切な部分なので、爽塾では企独自のメソッドを使って企画力を伸ばしすことに力を入れています。
具体的には、課題曲を初めて聴いたその場で、歌詞のテーマを決めることを毎回やっていきます。そうすることで、スムーズに作詞に取り掛かることが可能になります。この部分は大切なので、時間を割いてじっくりお伝えしたつもり。
以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。
●内容
教材のCD「虹 / The Best of Songs On the Web vol.3」の収録曲について、全曲のテーマをワードファイル1枚分にまとめてください。その際、お伝えした、◯◯担当の目線でコメントを考えてみると、曲を俯瞰してみる練習になります。
●提出期限
2015年10月21日(水) 23時
最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
「なるべく無駄のないメソッドを学びながら、地道に作品のクオリティを上げていくことをおすすめします。まずは、小さなライヴであれ、オーディエンスの拍手をいただけるような作品をめざしましょう。歌詞は歌の一部。聴いてくださる方の心に届いてこそ、価値が生まれるのです」
※写真下
私の作詞家デビュー曲のタイトルを表紙に刻んでくださった、2004年9月の「Baruout!」。 忘れじの1冊です。